北海道新聞2022年4月24日（日）に 映画「カムイのうた」に関する記事が掲載されました。

東川町企画　知里幸恵描く映画＊１５０人が出演アピール

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【東川】登別生まれ、旭川育ちで明治、大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵（１９０３～２２年）の生涯を題材にした映画「カムイのなげき（仮）」の出演者を決めるオーディションが２３日、町役場で開かれた。町内や旭川などから約１５０人が挑み、真剣な表情で演技を披露した。
　映画は町が企画。来年秋の公開を目指している。オーディションは、町内などで７月に始まる撮影に先立ち、アイヌ民族の労働者や子どもなどの出演者を選ぶために実施された。
　参加者たちは菅原浩志監督らスタッフの前で、緊張した面持ちで自己紹介をした。その後、机から身を乗り出すなどの身ぶりや悲しげな表情でセリフをつぶやくなど、工夫をしながら役になりきった。
　東川町在住で旭川藤星高１年の北畑奏音（かのん）さんは子ども役などを演じ「映画や演劇がとても好きで製作現場を見られるチャンスだと思った。他の人の演技や監督の指示を見ることができて面白かった」と話した。
　２４日に札幌で開かれるオーディションには約２１０人が参加する予定。合否は５月中旬ごろに伝えられる。
（和泉優大）

北海道新聞 2022年4月24日（日）掲載